私は2008年に開業して以降CAD/CAM技術を用いた補綴を多く手掛けてきました。そこでは必然的にハイブリッドセラミックス、ポーセレン、ジルコニアなど多種多様なマテリアルを選択することになります。使用するレジンセメントも変遷を繰り返してきました。我々臨床の現場においては接着の成功は補綴物装着時には判断ができません。長期的に使用して評価を繰り返した結果、現在は前処理併用型を使用した確実な接着を心掛けています。
近年、修復材料の進歩は目覚ましいものがあり、特にCAD/CAMシステムの普及に伴い我々臨床医はさまざまなマテリアルを選択できるようになった。その反面、症例ごとに適切にマテリアルを選択し、セメンテーションにおいてはそれらに応じた処理を施して装着することが求められるようになった。日常臨床においてこれらを確実に行うストレスは小さくない。特に昨今、感染予防という新たな責務ができた時代に、限られたリソースは有効に使うべきであろう。
ご使用いただいている先生方に、臨床での活用方法をお伺いしました。
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