長周期地震動の実験に耐えた
３Ｍの摩擦ダンパー！！

試験体

• 試験体は、使用する疲労試験機の最大荷重（200kN）により、ブレース型摩擦ダンパーのボルト1本を取り出した試験体とする
  部材板厚などの構成は製品と同様となっている
• 試験体は4面摩擦であり、設計滑り荷重125kNの試験体となる

試験結果

各試験における滑り荷重の時刻歴とサイクル数の関係を以下に示す。

• 振動数によらず1回目から3回目まで安定した滑り荷重を示しており、累積摺動距離20mを越えても滑り荷重に大きな変化はないことがわかる
• 2回目、3回目の試験においては、初期の滑り荷重が1回目と比較して小さくなる傾向があるが、滑り荷重の最大値は1回目と同程度となっている
• 長周期地震動を想定した解析結果より累積摺動距離もしくはエネルギー吸収量を求め、この試験結果と比較することで、長周期地震動後の装置の健全性を推定できると考えられる
• 別途 実施したFEMにより、実験時の温度上昇についても推定できることを確認済である

※本試験結果の詳細をご希望の方は、以下のリンクよりお問い合わせください。